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German beech
ジャーマンビーチの特徴ジャーマンビーチ(German beech)/ブナ科ブナ属
ドングリのなる木で有名なブナ。ブナの種類は600種ほどあり、世界中に豊富に存在する木材です。素材として、国産のブナはねじれやすく、色むらが出るなど材質にクセがあります。一方、ジャーマンビーチは長い材料が取れ、ねじれが少なく、偽心材が少ないことから色むらが出にくく良材が採れやすいといわれています。ブナの中でも曲木にも適している良材です。淡いピンク色を帯びたやさしい乳白色をしていることから、「森の女王」と呼ばれています。
ジャーマンビーチが育つ主な地域
ドイツ
木材としての歴史
ドイツの古代ブナ林はヨーロッパの原住民のようなものです。
近年、低地に天然のブナ林が存在するのはドイツのみとなりましたが、本来ブナはどのような土壌でも繁茂し、他の木々の成長を阻害するほど生命力が強い木材です。人間が管理しなければ大陸を広く覆っていたとの仮説もあるほどです。
おすすめポイント
硬く、粘りがある材質を生かし、蒸気で熱を加え曲げて形成する曲木の材料としてもよく知られています。
曲木に使用するには、目が通っていないと曲げた際に割れる可能性が高くなるため、まっすぐな良材を使用しなければなりません。素材として、国産のブナはねじれやすく、色むらが出るなど材質にクセがあります。一方、ジャーマンビーチは長く取れてねじれが少なく、偽心材が少ないことから色むらが出にくいなど良材が採れやすい。ジャーマンビーチはブナの中でも曲木にも適している良材なのです。
オススメの仕上げ